aigiss’s blog

不動産情報など を紹介していきます。

日帰りで外科手術!?(完結編)汚い話もあるのでスルーして下さい<m(__)m>

 術の後半で意識が戻ったのか、2名の看護師さんに指示を出しながら、何か(当然、手術ですが、何を言ってるかとかわからなかったので)が進行されているのがわかる。そして、なんでか分からないけど胃のあたりにかなりの重みを感じるのである。


縫合が終わり、消毒してデカサイズの絆創膏が貼られる。


「麻酔から覚めるまで安静して下さいね。上半身、特に頭は動かさないで下さい。この間も血圧が下がるといけないから監視しますね」と言い残し看護師さんが退出した。
室内はモニタリングの「ピッ!ピッ!」と言う音だけになった。

マスクを外す間もなく、手術を開始してしまったので、マスクをしたままであった。
室内は一人だけなので、上半身を少し動かしマスクを外した。

そして、足を動かそうとしたが動かない。

5分もすると足先の方が動くようになり、5分、また5分と、大体5分置きで動く範囲が広くなってきた。

看護師さんが入ってきて、様子を聞かれる。
「あぁ、少し動くようになったんですね」と感想を言い、「あっ、マスク外しちゃったんですか?ここは乾燥しているから着けていた方が良いですよ。付けますね」と看護師さんにマスクを付けてもらう。
そして、少し寒いと言って、室内の温度を上げてもらった。

その後、手術で使ったと思われる機材を洗う機械の終了音が大きく鳴るのでビックリしないでくださいね。と言い残し、去っていった。

 

1時間も経つと左足は、ほぼ平常に動くようになったが、腿のあたりを中心に右足は何かおもりが取り付けてあるみたいに、まだ非常に重く感じる。


手持ち無沙汰になり、スマホを持ち込んでいたことを思い出し、入室時に置いた辺りを見たが見当たらない、ふと、ベッドの左わきを見るとスマホを入れたプラスチックのカゴがあったので取り出す。
この中にさっき言っていた術後の注意プリント(画像参照)も入っていたのであった。


スマホを弄り始めると、困ったことに“尿意”を感じたのである。


暫くすると、また(何度かちょくちょく様子を見に来てはくれる)看護師さんが入室してきてくれたので、「トイレに行きたいのですが」と申し出ると、「緊急度は高いですか?」と尋ねてくる。
かなり緊急状態で、何なら尿瓶(しびん)でも持って来てほしい位であったので、「緊急です」と言うと、「まあ、そういう人もたまにいるんですよねぇ…。じゃあ、右側を支えますから行きましょう」と言ってくれたので「はい、もう左は戻ってますし、大丈夫です。」
と言って、トイレへ向かった。

「立ったままだと倒れることもあるから、個室を使って下さい。終わったら声をかけて下さいね」と言って戻っていった。


そして、小水をする。(汚い話ですみません。続きます)
溜っていたので、かなり出たんだけども、まだ出そうだったので絞りだす。
まだ出る、そして、まだ出るのである。
多分、人生で初めての経験の量であると思う。(普段の4~5倍!?)

麻酔と言う異物が入っているので、早く出したいという体からの欲求だったのかもしれない。

手術終了から3時間くらい経ち、看護師さんから様子を尋ねられたので、左は元に戻っていて右足も痺れてはいるが、動くようになっている旨を答えると
「ちょっと歩いてみましょうか」と提案され、ベッドの周りを2周とスロープ状にしてある部分の上り下りを行なった。

「大丈夫そうですね。帰りは誰か迎えに来るんですか?」
「いや、一人です。」
「お近くですか?」と訊くので説明すると「それは近くて良かったです」と、初日の医師と同じ反応が戻ってきた。そして、電車で座れない場合は、つり革でなくて手すりを持って立つように、と補足がある。

「座薬が処方されるので、練習を兼ねて、ここで入れてみて下さい。指の関節まで入れないと出てきてしまいますよ」と座薬2種類と潤滑剤を渡し、隣の部屋へ戻っていった。

終わったので呼び戻し、使い捨て手袋を外して捨ててもらう。

薬といえば、ここは医薬分業なんだろうな。これから処方をもらって、また薬局に寄るのも非常に面倒だ、と憂鬱な気分になってしまった。

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診察室に呼ばれ、歩けるようになったことなど、術後の経過を説明する。

すると、なんと憂鬱の原因であった薬が、先手を打って薬局に手配をしてくれていて、用法を説明しながら薬が手渡される。
なぜか、便秘薬も入っていたので怪訝になると、「看護師から(便秘薬が)必要と聞いたので用意したんですよ」とのことであった。
確かに、さっきの会話の中で、排便時に力を入れてもいいか、とか、今まで押さえてしていたなどと話していたのである。


そして、「今まで患部を押さえながらしていたんですが、しばらく続けた方が良いですか?」と聞くと「そんなことはしなくていいですよ。何のために手術したのか考えてみて下さい。抗生物質を飲むと便秘がちになる人もいるので薬は様子を見ながら使って下さい。」と言われ、受け取った。


ところが実際、後日、患部の痛みもあったりして、これ(便秘薬)があって良かったと思ったのである。


次回の診察日や抜糸の日程を取り決めていく。

そして最後に、「あなたの場合、患部の付近が今後、紫色から、どす黒くなっていくと思います。腹膜が陰嚢まで入り込んでいたので、引っ張り出して処理したから内出血するはずです。時間が経てば色は引きますから、ビックリなさらないようにしてください。」
と、重要な注意事項があった。

確かに長年の放置で1年程前から、下腹部を押し込んでもスッキリ元に戻らない感じがして辿っていった時に玉が“3つ”あるような感じになった事もあったので、やっぱりな、と診察室を後にする。

すると、すぐさま会計に呼ばれ、3万円余り、を支払って退院した。