aigiss’s blog

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はしかの抗体検査

 3月頃、区から「風しん抗体検査・予防接種クーポン券在中」という郵便物が届いた。

7月に入ったころから東京でコロナの感染者は増えて来ているのに、何事もなかったかのように政府は今日からGOTOを始めたけど、3月といったら丁度コロナが正体不明で大騒ぎの時期だったから、何か政府の意図めいたもの(ついでにコロナの抗体も調べるとか)を感じてしまったが、コロナが出現する前の昨年から行っている事業だったのである。

 


確か三日はしかと水疱瘡は小学校(5年くらい)の時に、続けざまにかかった記憶がある。
三日はしかで休んでいた友人に学校のプリントをプリントを届け、玄関先で話し込んでしまったのである。
今でいう濃厚接触

しかし、年老いた母親にそのことを言うと「かかったっけ」と言うので、無料ということとクーポンの期限もあり、また、(コロナは置いておいて)すっかり日常を取り戻してきたので、検査することにしたのです。

 

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同封の案内プリントを読むと、「全国の受託医療機関にて受けることができます」とある。

そこで、昼間に仕事で回っている港区で受けることに決め、HPから対象医療機関のPDFをダウンロードする。


その中から新橋の雑居ビルにひっそりと佇んでいるクリニックを見つけたので、先週末の夕方に、予約のための電話をした。

電話に出た、女性の方に、風疹の抗体検査を受けたいと言うと、
「今からだと、診察の時間内に間に合うかどうか」
と言うので、
「いえいえ、予約を取りたいと思って電話したのですが、いつ頃なら空いていますか?」
と、聞いてみた。
すると、週明けから空いているという事だったので、混まなさそうな午後一番の15:00に予約した。

 


当日、少し早めに行ってみる。
診察は15:00からだけど、受付は大抵30分前くらいからやっている所が多いし、初診時には「何でここのクリニックを知ったか?」などのアンケートを書かせる診療所がほとんどだからである。

細い裏道に折れ進み目的のビルに辿り着く。

よくよく気をつけないと通り過ぎてしまうぐらい、ひっそりとしている。
すごく僕好みだ。

エレベーターに乗り込み、目的の階のボタンを押す。

外階段に続いている入り口にクリニックの看板が付いていたので、開けようとしたところカギがかかっている。


暫く待っていると、診察時間10分前になったところで、中から鍵を開ける音がして、ドアが開いた。
扉は2重になっていたようで、僕が開けようとしたのは「外側」の扉だったようで、入るときには、通常のガラスはめ込みのドアに変わっていた。

 


出てきた妙齢の女性(先週末電話に出た方?)が「お待たせしました。予約の方ですよね。」と確認を取り、そこ(待合のソファ)に座って体温を測って下さい。と言いながら、問診票(風しんの抗体検査受信票)が渡される。
懸念していた、どうでもいいアンケートはなかった。

項目の中に、「これまでに風しんにかかったことがありますか。」との問いがあったので、ハッキリとわからない、と受付にいた先ほどの女性にその旨を伝えると、
「それでは、空白のままでいいので、後で先生と相談しながら記入してください。」と言う。

体温は、見事に“平熱”であった。

すぐさま診察室へ呼ばれる。

問診表を見ながら、「風しんに罹ったことはありますか?」
と聞くので
かかった記憶はあるのだけど、母親はかかっていないんじゃないかと言っていて、ハッキリとわからない。
と答える。

すると、「お母さんがそう言うのなら罹っていないんじゃないでしょうか」と言う結果になり受診票の回答欄の「いいえ」に〇を書き込む。
そして、その下にある「はいの場合~」の回答欄も同様にいいえに〇をつける。

続けて、これもはっきりとわからずに回答を記入できなかった項目、「生後から今までに風しんワクチンまたは(中略)をあわせて1回以上摂取したことはありますか。」の回答欄の「いいえ」にも○が記された。


「それでは、こちらで採血するので、どちらか腕を出してください。」と言われ、採血を行う。
血液が入ったアンプルを外しながら、「ハイ。もういいですよ。」と言うので、
「あれ、1本でいいの?!」と思わず素っ頓狂な声を出す。
検診で、3本くらい採られるのに慣れていたので、勘違いしてしまったのだ。


「結果は3日で出るので最短、明後日(今日の事)ですね。」
「えっ!そんなにすぐにわかるの?」

「はい。もしかしたら、ワクチンを注射することになるので、体調が良いときにお越しください。」

僕は、今回検査を受けるにあたって、どなたかの体験談(風しん 受けてみた などで検索してみて下さい。)がヒットしたので参考に読んだところ、「検査結果は数日後に郵便で届いた」とあったので、そんなもんかと思っていたのである。
なるほど、検査結果によっては、ワクチン接種が必要だから、直接聞きに行くというのも合理的だ。
「それではその頃にまた来ます。」と言い残し、新しく作ってくれた診察券を受け取り、その場を後にした。


そして、今日、午後に予約なしで件のビルへ立ち寄る。
2回目なのでスムーズだ。
今日は、診察時間中だったので、硝子が嵌っているドア光が漏れている。

受付の女性に、「結果を聞きに来た」といきなり言ってしまうと、
「ああ、この前の検査お方ですね、どうぞお入りください。」と体温計を渡しながら迎えてくれる。

先客はいないようだ。

診察室に入るや否や、受診票の検査方法と抗体価に記入された項目を示しながら
「結果が出ましたよ。やはり罹っていらっしゃったのか、この検査方法では6.0以下がワクチンの対象になるのですが、16.3(写真左上)と十分にお持ちのようですので、ワクチン接種の必要はありません。まあ、罹っていなくても自然に抗体を取得することもありますので。」
と言い、個人情報取り扱いの欄へのサインを求められる。


受診票には、実施場所の記入もあり、普通、病院なんかはゴム印等を使うのに、手書きだったのがすごく印象に残った。

「他に何か、心配なことはありますか?」

と聞いてくれたので、
「いや、特にありません」とお礼を言って、このクリニックを後にした。