aigiss’s blog

不動産情報など を紹介していきます。

チューブラー封印?

 3月に入り、春らしい香りを感じるようになった。
しかし、自転車に乗っていると、停止時に視界に入る前輪のタイヤが疲れてきたのが気になってきた。
前輪でさえ、こうなのだからリアは一層ひどいだろうと、目的地で停車した後、確認すると、予想通りひび割れがひどい。(写真参照)
 相変わらずサイコンの類が無いから正確な距離はわからないけど、丁度4か月乗っていたから、大体3000㎞になる。
3000㎞といえば丁度タイヤ交換、その他の消耗品の一つの目安であるのだ。

 ボクは、チューブラーに乗り始めてから、1ケ月ほどは予備のタイヤを携行していたが、雨の日に荷台を付けたりするので(「フェンダー兼用のリアキャリア入手!」20230621参照)、都度バッグに入れて出かけるのも荷物になるし、パンクしそうな気配もないため、最近は予備を持たずに乗り回していたのです。

 しかし、このタイヤの状態だとパンクのリスクが上がっているのは明白である。


交換する間、一時的にWOのホイールを引っ張り出すことにした。

ここで、普通はタイヤを交換し終わったら元のチューブラーに乗り続けるところだけど、もう一つ懸念材料があるのです。

 それは「太った!」


 チューブラーを使い始めてから、何度かこのブログ内でも「チューブラーにしてから楽になった」というようなことを書いている。
「楽になった」分、負荷をかけて走行しなければ意味がないんだけど、都心の道路ではストップアンドゴーの繰り返しだし大した勾配もない。
大体、道も混んでいて安全マージンを考慮してると日常生活ではままならないのである。

 そして、最近「おなかが出てきた」ことに気が付いて体重を計ると確かに増加していることが分かったのです。
 元が痩せているから、少しぐらいお腹が出てきた方がいいのですが、「チューブラーを日常使いにしすぎた。やはり、ここぞという時に使う方がいいかも知れない」と反省する材料となったのである。

 昨日は久々に春の陽気だったのでIRCのタイヤで試すが、いきなりゴツゴツ感を感じる羽目になり、安定感や操作性もやはりチューブラーに軍配が上がることを身をもって知った。

 さらに、途中の登り(といっても2%位しかない!)で、太ももに軽い痛みを感じるという体たらくになっていて、しばらくWOのクリンチャーを使った方がいいんじゃないか?という結論になったのです。

ストームジャケットのポケットが剥がれた!?

 一か月更新できなかった。
いや、更新しようと考えていたんだけど、最近、自転車関連の内容ばかり続いてしまったので、ちょっと変わったネタが出ないかな~、と時間をかけてしまったのです。

 ここから本題

もう、かれこれ20年くらい前に購入し、年に数回のスキーで使っていたジャケットを、数年ぶりに取り出した。
色合い的に、ちょっと普段使いには派手かな?なんて思いながらしまったままにしてあったものだ。

 皺も目立ったので、しばらくハンガーにかけてから着ようとしたところ、右腰部分のポケットのファスナー部分が剥がれて来ていることに気が付いたのです。(写真左参照)


ポケットだからファスナー部分がなくても使えそうなのだけど、ファスナー部分を外してしまうと、ポケットがひらひらして安定しない。
つまりポケっトとして機能しないどころか、見た目的にもかなりアウトになってしまう。

このファスナー部分は布地ではなく「薄いプラスチック素材のような物」で出来ている。
そこで、何か接着剤で貼ることを考えた。
ところが、接着剤の成分によっては生地(プラスチック素材含む)を痛めてしまうかもしれない!っと思いとどめ、製造販売元に問い合わせてみたのです。

すると「接着剤ではなく縫ってから止水テープを止めるので一か所あたり3000円になります。」と返答があった。
「えっ!縫うの???」と意外な感じがしたけど、3000円ならお願いしようかなー、と決心して、持っていこうとした矢先に、反対側のポケットも剥がれかかっているのに気が付いた。
ここも合わせると2か所だから6000円かかることになるため、あと数千円出して新しいものを買った方がよいという結論になった。
しかも、よく見ると袖口にある、IC式のリフト券を入れるポケット部分もかなり怪しくなっていたのだ。(すべて直すと9000円)

 まあ、どうせ捨てるんだから、ちょっと実験的に貼り付けしよう。
そんなに、力のかかる部分じゃないから多分大丈夫だろう。
と、お得意のDIYに挑戦することにした。

 衣服の修繕だからふつうは「手芸」のカテゴリに入るんだろうけど、針と糸を使うわけではなので、今回はDIYのカテゴリとして扱ってしまうのだ。

ところで不思議なことに、「手芸」というのもいわばDIY=Do It Yourself=自分自身でやるってことなんだけど、DIYって言うとなんか日曜大工的な木工作業が絡んでくるイメージなんですよね。


 ちょっと脱線してしまいましたが、Bカメラに今回購入した手芸用の両面テープ(12mm 7m巻)と補修シート(7cm×30cm)があり700円ちょっとで買うことができたのです。
補修シートと同じメーカーでも両面テープがあったけど、リスク分散の意味から敢てメーカーを変えて見たのです。(写真右参照)

 始めは丁寧に両面テープを幅に合うように半分に切ってから貼っていたんだけど、どうせはみ出しても裏から補修シートを切ったものをあてがう事に気が付き、そのままで止めてから、裏から補修シートで補強する。(ページの都合で写真はありません)

どちらもアイロンなど使わなくて済むから楽である。
(しつこいけどプラスチック素材のようなものだし、洗濯表示のタグにも「ファスナー部分にはアイロン不可」と明記されていた)

止めてみて気が付いたけど、思いっきり裏側だから別に色にこだわる必要はなかった!

チューブラータイヤの「ふんどし」を補修、すると?

 先日、入手したチューブラーホイールに貼ってあったTUFOのチューブラーの「ふんどし」を補修してみました。(「チューブラータイヤ貼り換え①(テープ止めのタイヤを剥がす)」20231023参照)

まぁ、「ふんどし」なんか、パンク修理をする際に一旦剥がすので、結局いつものように「セメント」で“ちゃっちゃっ!”と片付けて終わりっ!

の予定でしたが、色々と違和感があり、またまた記事を書いてしまった。


一つ目は、ふんどしを貼ろうとして、改めて剥がれたところを見たところ、“縫い目がない!!”


チューブラーの構造は、簡単に言うと、チューブの周りをタイヤで巻いて縫い合わせたものだ。

ところが、このTUFOはチューブそのものなのである。
チューブの周りをゴツくしたと言えばよいかもしれない。

色々調べると、やはり通常の物とは違うようで、パンク修理にパッチは使えないようだ。

 

そして、空気を入れてみた時に、2つ目の違和感があったのです。

何と、シーラントを使用していたのだ!

と言うのは、そこまでの違和感ではなく、

「タイヤが、タイヤの状態を保っている!!」という事です。

意味が分からないと思うので、写真を撮りました。(写真左参照)


現在使っているヴィットリアのストラーダは、空気を入れると、本来内側である「ふんどし」側が「くるりっ!」と外側を向くのだが、TUFOのはふんどしが内側のままになっているので、TUFOのタイヤにビットリアが「スポッ」と嵌ってしまうようであり、一瞬、650Cを間違って送ってきたのでは!と錯覚したほどだ。

ふんどしのサイズは同じじゃなきゃおかしいから、冷静に考えればこれでいいのですが…。

修理をするため、「何か圧着できるものがあったらいいな」と思ってハンズに出向き、四隅に穴のある適当な板を物色した。

本当は5㎝×5㎝程の板があればよかったんだけど、アクリル板は穴が開いていないし、補強部材のコーナーで一番適当なものを2枚、そして穴に合いそうなネジを一緒に買ってきた。
税込みで600円ジャストである。(写真右参照)

パナのリムセメントを開けるのに、縁にセメントがついていて手で開けられなくなっていた。(「チューブラータイヤ貼り換え③」参照)

プライヤーを使うと難なく開いたのでほっとした。
開かなくてキャップが壊れるのでは?と危惧していたからだ。

セメントを塗った後、金具で固定し放置をし貼り付け作業が完了した。


<シーラントについて>

シーラント、ボクはしーらんと

というのは置いといて、本当にボクは、シーラントを使う予定がない。

今回、前後の2本ともパンクしてないのに予防の意味でシーラントが入っていて閉口してしまった。
人によっての好みだと思うけど、シーラントは中で固まったり、バルブがくっついたりしてしまうリスクがあるので、シーラントが入った状態では、スペアタイヤとして持ち歩けないんじゃないだろうか?
そのため、軽くエアを入れた状態のまま放置(たまに向きを変えて)しているのです。

 

ちょっと話が脱線してしまった。

上のタイヤと同じ日に剥がしたもう一つのタイヤの「ふんどし」側に、びっしりとテープがくっついてしまった、という事があった。

これにも困っている。

最初は指で擦っていたんだけど、タイヤレバーを使用すると少しは楽に進むので、一応、暇を見ながら少しずつ、テープを除去している。

水道の蛇口を交換しました(ガーデニング・DIY)

 やっと、冬らしい天候になってきた。
なんといっても、12月に入ったというのに銀杏の葉っぱが所々緑々としていたのには閉口してしまった。

東京(太平洋側)は、冬になると北からの雨雲が山を越えられないから、「カラカラ」の冬ばれが続くので、夏場ほどではないが植木への水やりは必要になる。


そんなわけで、先の週金曜日(12/22)の朝も、屋上(「チューブラータイヤ貼り換え②(リムにセメントを塗る)」20231027参照)の植木(ほぼ雑草だけど)に水をかけたのです。

すると、「すぽっ」とホースが外れたのである。

「寒くなってホースが固くなったから蛇口から外れやすいのかなぁ~」なんて思いながらホースのもとを見ると、蛇口がくっついたままなのだ。

嵌めようとしたところ「あれっ?!なっとが付いたままだ」と、蛇口が外れるシチュエーションでないことが分かり、経年劣化で腐食が起きた為に外れたという事を悟ったのです。


蛇口そのもの(この時点では、この折れた部分の名称は知らない)を買ってきて交換する以外にないな。

と、折れたところをノギスで測り(ノギスはお道具箱の底に隠れていました)16㎜の口径である事と長さ約3㎝高さ約2㎝という事を頼りに、検索をする。

蛇口というのは全体の事を指すようで家庭用の混合水栓などの蛇口がヒットするばかりだ。

そんなことをしているうちに、捜しているのは単なる「蛇口」でなく「水道蛇口パイプ」という方が正しいという事が分かった。

改めてパイプを検索していくと、16㎜の物はあるんだけど皆、キッチンなんかで使うような下向きの吐水口に接続する「S時パイプ」や「U字パイプ」である。

確か、取り付けてあったところは吐水口が水平になっていてL時だけだったような?

と、更にどこへ行けば買えるのか、と思いついたのがハンズをはじめとするホームセンターである。
ハンズのネットショッピングで「蛇口」の在庫を調べる。


すると、今回購入した物が目に付いたのである。
希望持ち在庫状況を確認したが、入手まで日数がかかりそうである。

 

これは、どこかの通販で手に入れるしかない。

ヤフーのショップを探すとガーデニング向けとして、同じ商品(カクダイ)があった。
そうか、屋上も一種のガーデニングだ。

ハンズに比べて、メール便送料分程度は割高だったけど、遅くとも来週の半ば(26~27あたり)には届きそうだったので、夜になって注文した。

すると、翌日(土曜日)に発送してくれて、昨日(日曜だけど)、無事に届いたので交換完了しました。
無事に、というのは折れた先っちょが中にとどまっていたので細めのアーレンキーを使ってこじりだしたのです。(写真参照)


で、今回このブログに書こうと思った理由は、注文時に検索をかけても、この商品の詳細がなかなか分からなかったので、この時には、やや不安であったが、写真と形状が一致したため一種の賭けで注文したが、分かった情報を(パッケージから)書き出しておこうと思う。

<表面>
カクダイ 回転吐水口 9084

万能ホーム水栓用
交換パイプです。

取り付けネジサイズW26山20
裏面をお読みください。

で、裏面に取り付け方法の説明や取り付け図とともに
取付外径16㎜という事が明記されていたのである。

忘年?!冬の社内旅行(4)なぜか〆は宇都宮ギョーザ

後は、予定通りの行程をこなすだけだ。

宇都宮の「みんみん」で昼食をとるという行程だ。

 出発前の計画段階で「仙台に行くのであれば、帰りに東北自動車道で途中下車して宇都宮にギョーザを食べに行きませんか」というHr氏のたっての希望で予定に組み入れていた、いわばメインイヴェントの一つなのであった。
「「みんみん」は人気店だから最低でも120分待ちとかざらですよ。僕が行った時もテイクアウトにして車内で食べたけどそれでも60分以上は待たされました。」
という、N氏の恐ろしい経験談のもと、東北自動車道を南下する。

N氏がさらに調べを進めてくれて、宇都宮の駅前だと混むだろうから、と、鹿沼市にあり、しかもインターから近い店へ行くことにした。

12:25頃店舗目の前の駐車場に乗り入れる。(写真上参照)
店舗前には既に2~3組ほどであろうか、10人程度が並んでいた。

車を降りた後、N氏とHr氏が入り口に向かい、何かをして何やら紙を持って出てきた。
順番待ちの予約機があって、予約をしてきたという事である。

それによると1時間待ちである。

店舗前で並んでいると日陰でちょっと寒くなってきたのでボクとHr氏は車の中で待つことにした。

並んでいる車をよくよく見ると、他の人たちも車内で待っているのである。ナンバーを見ると県外ナンバーばっかりで、同じナンバーがないという状態であった。

「人数の関係で順番が変わります。2人でお待ちの116番の方」というように店員が外に出てきて番号を言うと車内で待っていた人たちが出ていくという事になる。

だから、最初に見た並んでいる10人程度はほんの一部という事になる。

「あと、10組目ですね」とHr氏がつぶやく。
「店内は広くないんですか?」と尋ねると。

「そんなに広くなくて狭い感じだったよ」と返答があった。

店の出入り口を見ていると、何人か出てきて、呼ばれた後てから入ってくときに食券を買わせている。
並んでいる間に、食券が買えれば早いのでは?と思った。

けっこうスムーズに食事を終えて出てくる人が増えてきて、約50分後にボク達の番号が呼ばれた。

入り口を入ると手前に予約機があり、食券機がその奥にあった。

焼きギョーザも水ギョーザも6個で360円である。
おすすめの組み合わせの上記2種類とライス(大)計1000円を購入した。
食券の購入は1回きりで追加購入は禁止という事であった。

この券売機が、確認のタッチが多くて結構時間がかかってしまったので、やっぱり待っている間に買わせてくれればいいのに、と思ったのである。


テーブルに案内されて水を頂いていると、ライスと漬物が運ばれる。
ライスには漬物が付いてくるという事であった。

間を置かずに、焼きギョーザが運ばれてくる。
写真を撮り、食べようと思ったが、水ギョーザもそろってからちゃんと写真を撮った方がいいかと思い直し、水ギョーザが出てくるのを待った。
これが結構時間がかかるのであった。(写真下参照)

早速、焼きギョーザから食す。
そして、水ギョーザをワンタンスープのようにして頂いた。

ギョーザは安いけど、正直、ここまで来て並んでまで、という感じだった。
(実際、後日、都内でチェーン店のギョーザセットを食したが、それで十分満足できてしまった)

宇都宮から東京までは100㎞程度で、帰京はあっという間であった。

忘年?!冬の社内旅行(3)ちょこっと秋保の観光名所めぐり?

 今回宿泊した秋保のホテルは、外観こそ期待を持たせるものだったが、1泊してみると微妙であった。
そんなわけでここでは名前は伏せておくんだけど、行ってみると秋保温泉には宿泊施設がそんなにないので、何となく察しが付く人もいると思う。
まぁ、ビールがタダだったというのはありがたかったけど、剃刀が置いてなくて、部屋に貼ってあった案内ではロビーで50円で販売している、という今どき時代錯誤のところだったのです。

 朝風呂も昨夜と同じ別館地下4階にある「川の見える露天風呂」へ行った。
内風呂がないから、シャワーを浴びてすぐに外に出なければいけないので、ちと心臓に悪いのだ。

朝食を済ませ、無料のコーヒーを頂き(これはホテルとしてはおいしいかった)身支度を済ませてチェックアウトをした。

「近くに秋保大滝というところがあるから行ってみませんか?」とHr氏が言ったので一同は賛同した。
「磊々峡というのもあるみたいだよ」とボクが言うと、ナビで電話番号を入力し「ここから近いみたいですね」ということで、まず立ち寄る。
ホテルから数百メートルくらいの距離で、「ナビはここを指していますが・・・?」という所で路肩に寄せて車を止める。

駐車場などの施設は一切無い様だ。
「ずいぶん地味なところですね」とボクは感想を言う。


橋の途中まで進むと眼下に小川が流れていてハートマークの石に「お賽銭」が投げこまれている。(写真左参照)

すぐ目の前には高級そうなホテルがあり、そこからは見下ろせるようだ。

写真を撮った後、秋保大滝へ行くことにした。

植物園のある広い駐車場の一番右端に車を寄せる。
ここが秋保大滝への入り口なのである。
不動尊の参道を通って入って行く。(この記事を書くにあたり調べ直すまで秋保神社だとばかり思っていた)
途中、線香とロウソクが販売してあるので、100円で購入し、それぞれ奉納する。

滝へ向かうのに山道の階段を下りていく。
石灯籠が所狭しに立っていて、奉納者の名前と金額が彫ってある。

自然とみんな、それを見ていて「30万円が多いですね」とか言いながら「この人は100万だって」と最高額を見つけるのに躍起になっていたら1000万円のがあって住所と名前が彫ってあるので、「こんなところに県名までといえども名前をさらして大丈夫なのかな?」といささか心配になった。

目の前に、滝が見える。
予想していたより大きく立派な滝で「大滝」という名に恥じないものであった。

 

息を切らしながら遅れて車に乗り込むと、Hr氏が「滝つぼを近くで見たいから行ってみていいですか」というので川を渡った橋の先へ移動し、車が2台ほど置ける場所で停車した。

そこから川に沿って階段を下って行った。

「やっぱりきれいに見えますね」と写真を撮る。(写真右上参照)

そして、Hr氏はさらに先へ進んでいく。
ボクも後を続いたんだけど、かなり傾斜のきつい下りになっているところで、「これは(体力的に)戻ってこれる保障がないな」と、それ以上進むのを断念し、踵を返すことにした。
すると、Hr氏から滝つぼの動画がスマホに届いた。

忘年?!冬の社内旅行(2)ニッカウヰスキー工場見学

 仙台城を後にした一行は、来た道を戻り、今回のメインイヴェントともいうべき「ニッカウヰスキー工場見学」へ。

予約時間にはまだ早いが、先にお土産を買ってしまおう、という事にした。

広大な敷地面積に圧倒されつつ、駐車場に車を止めると小雨がぱらついてきた。(写真上参照)
そういえば来る途中も高速で「天気雨」がぱらついていたことを思い出した。

ビジターセンターへ行き、15時からの予約という事を告げると「前の組もいっぱいなので3時からでもいいですか?」と聴いてきたので、こちらもハナからそのつもりであったので「いいですよ」と答え、見学証を受けとる。

お土産コーナーには、ここでしか手に入らないというウイスキーが置いてあり、N氏は以前来た時に2本買ったボトルを2週間で開けてしまったからと、5本購入し配送手続きをしている。


お土産を買った後、まだ時間があったので、ビジターセンターの展示物を見ながら「予習」をした。

一番興味があったのが「樽」についてのことであった。
ボクは「樽」は1回使ったら、お役御免になると思っていたんだけど「焼き」を入れてかなりの回数、リサイクルできるという事であった。

1回の貯蔵で10年位使うから、ボクの年齢なんかゆうに越している樽も存在していることになる。

 

窓から外を眺めると、前の回の見学者たちが戻ってくるところであった。
雨はまだ降っているようで、みんな同じ黄色い傘を差している。
一番後方には黄色い傘の載ったカートを押した係員がいたので、「やっぱり傘は貸してもらえるんだ」と思っていた。


時間になり、「3時からの見学の方。お入りください」
と、こじんまりとしたホールへ案内される。

前列にある長椅子に座ると、前方は何か投影されるのであろう、綺麗な白壁だ。

「まず、ニッカウヰスキーの歴史についてビデオを見て頂きます。」
ということで、会社の成り立ちなどが紹介されたビデオを約10分程みる。

そして、ウイスキーができるまでの工程が簡単なアニメで紹介される。

その後、「これから工場見学へ出発します。写真撮影だけ可能なところと、動画も写真もダメなところもあります。」と言いながら外へ出たところで「雨が降っていますので、もし必要な方がおりましたら、売店で500円で販売しておりますので、今のうちにお買い求めください。」

と、言っているのである。

ここで、丁度前の組の見学者は「有料見学」という特別待遇の人たちであったことに気が付いたのだ。

撥水加工済みのジャケットなのでパラパラ雨の中、フードをかぶって外の見学についていく。

所々、足元が悪い滑りやすいところもあるが、その都度知らせてくれる。
そして、車道側は作業用車も通るから見学用の歩道の線からは出ないようにと注意を受ける。


小麦粉を粉砕するサイロは外からの見学だったんだけど次の「仕込み棟」からは内部に案内してくれる。

最初に小麦を発酵させ、もろみを作るんだけど、これが地ビールみたいだ、と思っていたところ、案内してくれているお姉さんが「ここまではほぼビールと同じです」と前の方で説明している。

制御をしているところは、写真撮影も禁止で、多岐にわたる機器が置いてある広い部屋の中で一人で作業をしている後ろ姿が見えた。


出来上がったもろみを「蒸留棟」という所で蒸留する。

と、ここで「前の工程で出来上がったものはどうやって運ぶのか?」という疑問がわいた。

外の広い道路を専用のトラックで運ぶのであろうか?

このことをお姉さまに尋ねると、即座に「前の工程とはパイプでつながっています」という答えが返ってきた。

建物の外にパイプが見えないところを見ると、地下を通っているようだ。
まさしく、最初の説明時に「アニメ」で見た通りのイメージだ。

その後出発地点方向に戻り、ビジターセンターを通り過ぎ樽が入った「貯蔵庫」という所に案内される。

「皆様、この敷地内に電線類がないことにお気づきでしょうか?」とお姉さんが問いかけてくる。
一行はあたりを見回し、電柱がない事を確認した。
「創業者の遺志で、自然とともにがモットーになっていて、ウイスキーは自然からの恵み物なのです。ここのニッカ峡という地名も、もともとの名前でして、たまたま同じ名前です。ウイスキーはできるまで時間がかかるので、創業当時は「日本果実」というジュースの会社でしたのでこの「ニ」ホン「カ」ジツを取って「ニッカ」という社名にしていたのです。」

「貯蔵庫」に入るとここでもVTRを用いて出発前に予習したようなことが説明されるが、実物の「樽の山」を目の前にすると感慨もひとしおである。

これだけの工程を制御するのは大変だ。
制御は365日24時間3交代体制で行なわれるというが、寝てしまったりしないのだろうか?

などと考えていると、同じようなことを考えていた人がいて、お姉さんに聞いていた。

すると、さっき見た時にはたまたま一人しかいなかったが、いつもは3人~4人の背中が見えますよ、と答えていたのが聞こえた。

その後一行は案内されるままに、お土産を買った建物へ入っていった。

「お疲れさまでした。見学コースはこれで終了です。この後試飲して頂き、お土産を購入して下さい。今日はありがとうございました。案内したのは〇〇です。Webからアンケートをお答えする時には〇〇をお選び下さい」

お土産コーナーと反対側にレストラン風の小高い一角があり、そこで見学証と引き換えに試飲セットを受け取る。
水や氷、ソフトドリンクは無料だ。

試飲セットはこの蒸留所でしか手に入らないウイスキーとスーパーニッカ、そしてアップルワイン(アルコール度22%!)という組み合わせだ。(写真下参照)

アップルワイン、アルコール度数はワインとしては高いが、アルコールっぽさがなくて、甘いジュースである。
これは、気を付けないと大変な事になる部類だ。

2種類のウイスキーを飲み比べると、味の差がはっきりしていて、スーパーニッカを口にしたとき、飲み慣れた味で、やっぱりこれがいい!と思ってしまったのである。